この記事は筆者がダークソウルをプレイしながら感じた疑問を書き並べていくものとなる。ただし、筆者はヘタレビビりなめくじプレイヤーであるため、ゲーム進行はカタツムリより遅い。それだけはご了承ください。
Table of Contents
デーモンタクシー付近
【フルール・ド・リス】
アノール・ロンドの大階段で見つけたユリ紋章らしき彫り物。アノール・ロンドとフランス文化って繋がりあるのかな。湖の騎士ラーンスロット(フランス圏の英雄)由来でないかと個人的には思う。ダクソ界のラーンスロットがグウィンでないかと疑ってるので。
【この国にはこういう文化を持つグループがあるのだぞ!と示すため】
とにかくアノール・ロンドには紋章というか模様が多い! 都に多種多様な文化コードが配されてるのは当然ではあるが、多い! ただ何となく植物系や曲線系が多めかも、とは思う。世界シンボル大事典(お値段 ¥15,400)が要り用か…? いや手が出ない。無理。
【もしやこれはレンガの上に重ねられた幻影?】
これはどうやってこの模様を飾り付けたのだろう。レンガの上に模様を乗せている。漆喰で埋めてから模様を浮き彫りにしたのだろうか。それにしてはレンガ地が残っている。うーん、3Dプリンターで吹き付けたみたいな感じがあって奇妙だ。
【不死用の設備が神族の都にある】
アノール・ロンドの篝火。わざわざ一つの建物があてがわられているし、重要視されてはいたのか。炉の縁が無いのが何となく気になる。普通の日でも炉でもないということの表現?
【植物に詳しい方の助けが欲しい】
アノール・ロンド最初の篝火の間の、飾り柱が気になる。一番上の部分は麦の穂? いやしかし葉っぱがどうにも麦っぽくない。何の植物なんだろう。
【もしくは絡まる根?】
飾り柱植物レリーフの下にある何かの彫刻。生え育つ茎…?
【水がうねるさまにも見える】
飾り柱の一番下。水? それとも根? うーん、分からない。
【】
アノール・ロンド最初の篝火部屋にある飾り柱は、一本の柱で一本の植物を表していたりする?
こんな感じで。
もしくは上から「植物が生え育つ地面の上」、「地面の下の根っこ」、「遠い距離」、「地下水脈」っていう世界断面図?
【破風とその下の模様も大分気になる】
オーンスタイン像がある建物。窪み模様は何の模様だろう。何を表しているんだろう。
【変な入口】
レンガを途中でカットして耐荷重分散おかしくなったりしないの? それともそこら辺はコンクリートでごまかしてる? 管理人には建築知識が無いのでこれがあり得る建築なのかそうでないのか分かりかねる。
【……金は腐食しないんじゃなかったっけ?】
オーンスタイン像。像に劣化はあまり見られず保存状態は良好。槍部分は流石に腐食しているが。
【こういう感じで塗装が剥げてる水道管を見たことがある】
スモウ像。材質が違うのか扱いが違うのか像本体に劣化が確認できる。ハンマーの柄はやはり腐食。落ちてきませんように!
【エルダールは星の民、人間は太陽の民】
やはり絶景。時刻はウンドーメ(宵)というよりティンドーメ(暮れそめ)か。まだ時間は人間の側にあると。
【雷神は豊穣神とも語られがち】
アノール・ロンド階段のここら辺で、強い風音と雷鳴が聞こえる。嵐の神グウィンの残り香?
【パンのレリーフはアノロンの色んなところにある】
よく見てみたらアノール・ロンド入り口でパンのレリーフがあった。ガチガチに麦系豊饒神の都だなあ。
【重い荷物運ぶから鬱血してるとか?】
タクシーデーモンさん達の両腕は鬱血したように赤い。末端部位の変色といえば病み村にいる亡者の足。似た症状なのか、手足では原因が違うと考えるべきか。
絵画の大聖堂あたり
【誰が豊穣神なのだろう】
アノール・ロンド聖堂のレリーフ。麦の生地を捏ねて、焼いて、美味しいパンの出来上がり。豊穣神を祀る聖堂なのかな。
【絵画守りが潜んでる階段のところ】
階段を降りたところには何やら植物的な文様があったし。しかし何だこの植物。つぼみ…?
【聖堂内の大立像】
銀騎士の立像。うーん、やっぱりこれ女神像を改修して騎士像にしてない? 足元がやっぱりスカートに見える。
【顔を隠してるのと服の色合いが似てる】
聖堂にいる白服さん。ナウシカの墓所の教団の人達を思い出す服装。
【動く螺旋階段の手すりと屋根部分】
アノール・ロンドにはレリーフが多い。多すぎてよく分からない。
【というかこれは何を表す模様なんだ】
アノール・ロンドの階段のレリーフ、もしかしてセンの古城と同じ? いや古城のレリーフが削れすぎていてよく分からないな…。
【絵画聖堂の吊られてた何か】
こんなに繊細な細工物を叩き落としてごめんなさい…という気持ちになりました。しかしこの花は何の花だろう。桜? 梅? フシグロセンノウ?
巨人兵士やレッサーデーモンが待ち構えているあたり
【巨人兵士が守ってる扉】
アノール・ロンドの扉。どういう模様/絵なんだろう。暗くてよく見えない。
【アノール・ロンドは豊穣神の神殿都市なんだろうか】
レッサーデーモンが隠れていた場所のモチーフ観察。パン焼きレリーフは絵画ルームにもあった。上部の花?っぽい模様もどこかで見たが思い出せない。2枚目下部の模様は蝶か蛾か蜂か花か。3点ポイント模様が何であるかは分からない。
【狛犬の源流は玉座に彫られていたライオン】
バモスさんの部屋に通じる扉。下部と上部はライオン版阿吽? 狛犬の源流バージョン? 中段は植物とそれに巻き付く蛇と何かが描かれている円盤? 謎が多い。しかしここで地味〜に「ヘビが2匹いる」ってのを描いてるのね。いや誰に向けたヒントよ。気付けんわこんなの。
【バモスさんの部屋の扉の上部分】
この扉の上にはこういう感じのレリーフがある。何かどこかの壁を切り抜いて持って来たみたいな無理と不自然を感じる。本当はこのレリーフもっと大きかったんじゃない?
墓所篝火のあたり
【黒騎士はみな灰の人になったのだろうか】
BONFIRE LIT! してから色々見てみた。墓所かあ。誰が埋葬されているんだろう。結構な数あるけど。もしかしてグウィンの火継ぎを追いかけた騎士たち? 彼ら殉死してたの? あとお墓踏んでごめんなさい。
【文字が彫ってないのでセーフ?】
無銘の金の指輪…。廃都イザリスに捨てに行かなきゃ。もしくはラレさんに熔岩出してもらって溶かさなきゃ。という気になる。
指輪物語の系譜に意識的に連なってるこのゲームで、奇跡の威力を高める無銘の金色指輪が置かれた意味は。指輪物語は想像と創造の力強さを強く訴える物語。奇跡は人間の想像力と創造力に依る技術だってことなのかな。神様うんぬんとかではなくて。
【フォロワーさんから、この文字はフランス語だと教えていただきました】
墓所の墓碑の文字が読めない。ヘブライ語? そして一番大きい墓碑にはなんにも書いてない。なにゆえ。これグウィンの墓碑? 王様の名前を墓碑に書かないってある? 何その露骨なダムナティオ・メモリアエ。
フランス語の墓碑。グウィンがダクソ界のラーンスロット(フランス人)役だっていう仮説に当てはまるが、果てさて。
【像設置した人はグウィンの顔より黄金の剣を見せたいのだろうか】
グウィンの立像(画像編集済)。腰の辺りで両肘を曲げ拳を二つ重ねるこのポーズを実際にやってみたら、なんだか棺桶に入った気分になった。斃れた戦士にその人の武器を持たせるアレ。ボロミルの水葬で見たやつ。まあ何にせよ剣の柄でグウィンの顔が見えない。そこはちょっと短くして死者の顔を見せよう?
銀騎士がうろついてるエリア
【同じ模様を四方に並べてるところは共通している】
アノール・ロンド廊下の天井。見た感じ4種類の模様が使われている。それぞれがどういう意味合いを持つ紋章なのかが気になる。
【壊れていないドア自体が珍しい】
アノール・ロンドのドアは見たところ木製。珍しい。白樺なのか白塗りなのかは分からない。何にせよ白色を好んでいたのであろうアノール・ロンド文化を感じられる。
【なんでそんな部屋に篝火があるんだ】
篝火部屋は元は何の部屋だったんだろう。見栄えの良さに配慮された椅子の脚、細かい紋様で織られた布、金色の燭台。人目に触れる事前提の物が色々ある。客本人もしくは偉い人の使者を通すための部屋とかだったんだろうか。
【このタペストリーにはどんな物語が織られているんだろう】
篝火部屋にある布は聖堂室にあった緑タペストリーと同じ模様? 赤はどこ行ったんだろう。
【紙が残っているのは貴重】
隠し通路があった部屋には紙がいっぱい。書記とかの文官の仕事部屋だったとか? 柱が白に塗られていなかったりするところから見るに「客には見せない部屋」だったとは思う。
【精緻な技術】
ハベル装備が置いてあった隠し部屋……の天井。模様がとても細かい。見事な彫り物。しかしどの文化圏・勢力の模様なのだろうか。
【溶岩は苗床、海は無い】
監視窓から見張られ、隠し部屋の奥にあり、ミミックが宝箱に紛れていたハベル装備。「盗まれたくない」「見つけてすら欲しくない」というのがここにハベル装備を置いた誰かの思惑か。それが誰なのかは知らんけど。
束人感覚で言えばそんな誰にも見つけてほしくないものは溶岩に投げ入れて溶かすか海に投げ捨てればよいと思うのだが、そうしてないあたり何をしても壊せなかったんだろうか。
【趣味悪部屋と名付けた】
部屋を見回してドン引きした空間。生き物の首をずらずら並べ立てるのは趣味が悪い。建物の外に置いておくなら「ここに攻め込んだらこうなる、だから来るんじゃねえ」という喧嘩腰守護の意味になるが、建物内の奥まった所に飾るのは見せびらかしのため。屠られた命への敬意が無いこのセンス、私嫌い。
この悪趣味空間を見て回って思い出したのが「『もののけ姫』に登場する「シシ神」は、なぜ「シシ神」という名前なのか?」の記事。竜狩りの果て、竜はただのシシ(食肉)になってしまっていたのだろうか?
さきほど、
「シシ」
という言葉は、
人間にとっての「食肉」
すなわち、
「人間の糧(かて)となるべき存在」
であるとお話しました。
つまり、
食肉として人間に狩られる運命にある獣たちと同様に、
「シシ神」という存在によって象徴されている「自然界」
もまた、
「人間の糧(かて)となるべき存在」
であるということです。
『もののけ姫』の「シシ神」は、なぜ「シシ神」という名前なのか?
【古竜と飛竜の関係が分からない】
この壁飾りにされてる竜の鱗?(赤丸部分)とハベル装備(防具強化欄に表示されない謎カテゴリーの装備。古竜の鱗を繋ぎ合わせた物とか?)の外見は似ていないように見える。ハベルは古竜だろうと思っているが、ここで見せ物にされてる竜は……ヘルカイトと同じ種族、飛竜なのか?
【水分が残ってるのだろうか】
首を切り落とされてるというのにこの竜の舌は赤い。赤血球さんが動けるだけの血流が存在していたりするのだろうか。その割には血は床を汚してない。謎。そしてこの竜の大きく開く口に、私はアルヴィナとや大猫達を思い出した。チェシャ猫の不気味に大きい口。
【差異が生じた後、古竜にも差異、変化が起きていたとか?】
悪趣味部屋の竜の頭。どうやら竜の生首には紫色のものと緑色のものがあるようだ。差異がある。
【断末魔が文字通りの金切り声】
銀騎士を斬り付けると緑色の粒子が溢れ、倒すと金属が擦れるような音を出して白いソウルと緑色の粒子を放出する。「緑色の粒子」で思い出すのは操作不死が死んだ場所に落としてくる「死んだ場所ソウル」。銀騎士の鎧の中には死血に留まっていたソウルも含まれていたりする? 謎だ。
【教会建築って荘厳に見栄えするものねえ】
ジークマイヤーさんの後ろのアノロン中にある窓、ゴシック時代のトレーサリーだよね。フライング・バットレスといい、アノール・ロンドはゴシック風が基本なのかな。
実在する本物のゴシック・トレーサリーはこんな感じ。写真はこちらから頂きました。
【人物画が多い白ベッドの部屋】
白ベッドの部屋には「高価そうな容器」がいくつもある。銀器は銀色を保つために器を磨いてくれる誰かを雇っている富裕の証、薄く複雑な模様の磁器/陶磁器は死ぬ程高価(なので生産国である中原の国に富をもたらした)、薄くそしてカラフルなガラスの器(多分特注品)。この部屋の主は華美好きだったのか?
部屋の主は絵画の額縁にすら細かい模様を施すくらいだから、孔雀のように鮮やかな美を良しとするタイプに見える(孔雀の雄の羽が華美なのは雌に気に入ってもらうため)。
そして白いベットの部屋の横にある小部屋。質素な椅子の作りから見るに、この小部屋は侍者の待機場所だったのかもしれない。
だがこの部屋になぜグウィネヴィアの肖像画があるんだろう。白ベッド部屋の主がグウィネヴィア本人だったならよく描けた自画像を置いておくのは有りかもしれない。だが白ベッド部屋の主がグウィネヴィアじゃなかったらその誰かはグウィネヴィアに対して強い思いを抱いていた可能性がありそう。思いの種類は知らんが。
【風景が多い黒ベッドの部屋】
黒ベッド部屋のこの絵、巨人と人を描いたものだろうか。巨人鎧シリーズの鎧にある長い布は絵の巨人の服装と合致する。
【省ける装飾は省いて経費節減の精神が見える】
アノール・ロンド内の暖炉比較。「客に見せられる部屋」だったっぽい篝火部屋の暖炉は両脇の柱にお洒落な模様が彫ってある。「客には見せない部屋」の書記部屋の暖炉に飾りは一切無し。そして豪奢なベッドがある部屋の暖炉には篝火部屋のより豪華な彫り物がされている。上客用の客間だったんだろうな。
【本当に何のレリーフなんだ】
アノール・ロンドの暖炉の中にはかならず金色の板(模様付き)がある。板の模様の意味はさっぱり分からない。太い縄で囲ってるような一番上の意匠は不死教会の大レリーフの上部(赤丸で囲ったところ)に似てたりする?かも?しれないね?
オーンスタイン・スモウがいる大聖堂
【幾何学が神々の好み?】
オンスモエリアにある何だか凄く早いエレベーター前の床。フラクタル図形。アノール・ロンドではフラクタルが流行ってたのだろうか。
【何の花かは分からない】
グウィネヴィアの部屋の扉。細かい花?がみっしり。密集した花がグウィネヴィアが使う模様なんだろうか。ライオンもまたグウィネヴィアのコードだったりする?
【端的に言えばデモニズム(悪魔崇拝)を感じる】
アノール・ロンド大聖堂正面扉の絵。受胎告知を反転させて2枚並べ。正気か? 聖なるモチーフを反転させてそれを正門に飾るとか確実にアカンやつ。現実でこれやってる建物見たら私は近付かない。これを堂々と掲げてる時点でヤベェから。
中段も中段で正気じゃない。聖家族の上に降る三角形(=三位一体)を帯びた何か。当然ながらこれは唯一の神の象徴であるべきなんだけど、これちゃんと鳩だろうか。鳩だとして「唯一の神」を2つ並べるのかなりヤバい。反対属性を持つ2人の神様を崇めてるシンボルになっちゃってる。キリスト教的に言えば神と悪魔を。十戒の第一戒ご存知?
あなたは、わたしのほか神があってはならない。
十戒、第一戒
最上段もまた反転2枚並べ。ジーザスと洗礼者ヨハネを反転してる。父も子も母も反転させて2人描くとはね。ヤッベェ。
以上の扉絵は神である主と、主の反転存在であり同格である何か(悪魔)を描いたものと推測される。んー、それ、うん、神と悪魔を同列視する感じの宗教観ですね。デモニズム~。アノール・ロンドの掲げてた教えってキリスト教の絵や文化を用いた相反する二力が衝突する感じの世界観だったりする? 陰陽と言うか易と言うか。
【一番高い台座が何で中央に無いんだ?】
オーンスタインとスモウが暴れ回ってたエリアの巨像。本来あったはずの1体(台座の高さからしてグウィンと同列かそれ以上の位を持っていた誰かの像)が撤去されてますね? なんで? ダムナティオ・メモリアエ再び? というか誰がそこにいたんだろう?
フォロワーさん方より「太陽の長子」では?とのご意見を頂いた。確かに該当しそうなのは彼ぐらいなものである。ただ二段台座で下手すれば父グウィン像より長子像の方が高くなりそうなのが腑に落ちない。王朝において親より子が高い地位を占めるというのはあんまり見ない気がする。
【実際にこのポーズを取ってみるのオススメ】
色んな方が以前仰ってたことだけどグウィン像の剣の構え方がなんか変。大剣を持つ都合上なのかもしれないけど、肘の位置が高くて腕が上向きなので王の構えというより臣下の捧げ持ちに感じる。もしくは棺に収められた死者の姿勢。
それにこの像を見上げると主神グウィンの顔が見えない。神々の像の顔というのはくっきりはっきり見せてなんぼでは? 祈りの対象なのだから。それに芸術家のセンスと腕の見せ所でもある。その一番の見どころを隠す意図はなんだろう?
情報元
フルール・ド・リス – Wikipedia
ダムナティオ・メモリアエ – Wikipedia
フラクタル – Wikipedia
undómë – Parf Edhellen: an elvish dictionary
tindómë – Parf Edhellen: an elvish dictionary
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