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文字通りの意味
ファランの不死隊とアルトリウスは深い関係がある。それは確かだ。だが彼らが実際どういう関係なのかは判然としない。なので管理人はまず狼血のソウルの日英中フレーバーテキストを読み比べることから始めてみることにした。
そしてびっくりさせられたのである。「監視者たちのソウルはまたアルトリウスのソウルでもある」ってそういうことなの?!と。
狼血のソウル
狼血のソウル – ダークソウル3一次情報wiki
力を帯びた、異形のソウルのひとつ
使用することで大量のソウルを得るほか
錬成によりその力を取り出すこともできる
狼血を分けた監視者たちのソウルは
また狼血の主のソウルでもある
Soul of the Blood of the Wolf. One of the twisted souls, steeped in strength.
Soul of the Blood of the Wolf | Dark Souls Wiki | Fandom
Use to acquire numerous souls, or transpose to extract its true strength.
The blood was spread amongst the Abyss Watchers, and their souls are one with the soul of the wolf blood master.
かの狼の血の魂。強さが染み込まされた歪んだ魂の1つ。
多数の魂たちを獲得するのに使うか、その真の強さを抽出するために 転置する / 移項する。
この血は深淵の番人達の間で広まっており、そして彼らの魂たちは、かの狼の血の主人の魂と 共にある/一つになっている/一体になっている/合一している。
狼血的灵魂。
狼血的灵魂_黑暗之魂3道具 – VG百科
其中一个带有力量的畸形灵魂。
使用后可以获得许多灵魂,
也能通过炼成取出它的力量。
分得狼血的监视者们,
他们的灵魂也是狼血之主的灵魂。
狼血の霊魂。
力を帯びている奇形の霊魂の、其の中の一個。
使用後、多くの霊魂を獲得することができる。
そしてまた錬成を通じてその力を取り出すことも能う。
狼血を分け得ている監視者達、
彼らの霊魂は是れ狼血の主の霊魂なり。
不死隊が思ったよりヤバい状態なようであったと知って管理人は戦慄した。群にして個、個にして群の状態というか、王蟲状態というか。まあ灰の人に不死隊の儀礼をしてくるあたり、不死隊メンバーの意識は残ってそうではあるが。
ちなみに「王蟲状態」とはこういうこと。
ナウシカ原作で明示されている情報なのだが王蟲という種族はテレパシーで全員が意識を共有しており、「個にして全、全にして個」な生き物なのである(そのテレパシーはどうやら時空すら超えるやり取りでもあるらしい。さすが作中一偉大な種族である)。
エルドリッチは諸神を喰らうことで物質的に個=全を実行中だが、不死隊はソウル的に個=全をやらかしてるんじゃないかなあ。
全は一、一は全、一を含まなければ全は無である
狼血のソウルテキストから「不死隊のソウル=アルトリウスのソウル」であることが分かった。それは言い換えれば「不死隊全員のソウルネットワーク総体がアルトリウスという一個人を形成している」ということでもあるだろう。
とはいえこの説明だけでは概念過ぎて理解しづらい。これについては管理人があれこれ言を弄するよりずっと分かりやすい説明があるので引用する。
こういうこと。
不死隊の一人ひとりが「全」たるアルトリウスを構成する「一」であり、アルトリウスは「一」達によって成り立つ一個の「全」だ。
だから不死隊の血の全てが1人に集まる深淵の監視者戦第二形態で、監視者はアルトリウスの動きをするのではないか? アルトリウスの細胞が1つに集まったから、アルトリウスがアルトリウスとして行動できるようになった。
しかしなんだ、この仮定を考えると不死隊とアルトリウスの関係は「細胞と『私』」みたいなひどく哲学的な問いに行き着く。不死隊の隊員の集合した状態がアルトリウスだとするなら、どこまでが不死隊であり、どこからがアルトリウスなんだろうか。そもそもその境目はどこにある?
「私」は無数の細胞で構成された1個の生体系である。故にその無数の細胞たちがいなければ「私」は存在しない。血の一滴は「私」だろうか、内臓は「私」だろうか、どこまでが「私」なのだろうか。
なんとも頭が痛くなる楽しい問題を見出せて管理人はなかなか嬉しい。読者の方々はどうだろうか。
不死隊設立とキアラン
狼血のソウルからアルトリウスの大剣が錬成できたり不死隊を倒した後にアルトリウス装備が購入できるようになったり、不死隊とアルトリウスの間には何らかの深い繋がりがあるのは明示的だ。そして不死隊はアルトリウスのソウルを有していると見てもよいと思う。狼騎士の兜テキストにこうあるからだ。
深淵の闇に汚れた騎士の兜
ダークソウル3 (DARK SOULS III) 神攻略wiki – 狼騎士の兜
群青の房は決して乾かず、濡れそぼっている
かつて騎士は終に倒れ、使命と狼血を残した
それはファランの不死隊のはじまりであり
監視者たちはその甲冑に、自らの最期を見る
Helm of a knight tainted by the dark of the Abyss. The twilight blue tassel is damp, and will ever remain so.
Wolf Knight Helm | Dark Souls Wiki | Fandom
A vanquished knight left behind only wolf’s blood, and his legacy of duty.
The Undead Legion of Farron was formed to bear his torch, and the armor of these Abyss Watchers suggests their own eventual end.
深淵の闇に 汚された/腐敗させられた 騎士の兜。トワイライトブルーの飾り房は湿っており、ずっとそのまま(湿ったまま)だ。
完全に打ち負かされた騎士はただ狼の血と彼の義務の遺産だけを遺した。
ファランの不死のレギオンは彼の 光/松明/火 を 持つ/運ぶ/保つ ために結成され、深淵の監視者達のこの鎧は彼ら自身の最終的な終わりを暗示する。
被深渊黑暗玷污的骑士头盔,
狼骑士头盔_黑暗之魂3防具 – VG百科
群青色的盔帽带永远濡湿未干。
过去骑士留下使命与狼血而倒下──
这就是法兰不死队的起源。
监视者们认为这副盔甲展现的就是自己的末路。
深淵の黒暗に 汚された/傷付けられた 騎士の頭盔(とっぱい:兜の鉢の頂の尖ったもの)
群青色の兜帯は永遠に濡れ湿り、未だ乾いていない
過去、騎士は使命と狼血を而して遺し、くずおれた――
是れがまさにファランの不死隊の起源である
監視者達はこのよろいかぶとが、まさに自己の末路を展現していると認めていた
狼血とは狼血のソウル、すなわちアルトリウスのソウル。アルトリウスはそれを遺し、不死隊はそれを継いだ。それが不死隊の始まりだったのだろう。そして具体的にはどうやって不死達がアルトリウスを継いだのかを不死隊の兜テキストは語ってくれる。
ファランの不死隊、深淵の監視者の装束
ダークソウル3 (DARK SOULS III) 神攻略wiki – 不死隊の兜
彼らは狼の血を分け誓った不死の戦士であり
闇に深淵の兆しを探り、異形と戦い続けた
特にその尖った鉄兜は、不死隊の象徴であり
不吉な前触れとして衆人に忌避されたという
Attire of the Abyss Watchers, the Undead Legion of Farron.
Undead Legion Helm | Dark Souls Wiki | Fandom
These undead warriors vowed to partake of wolf blood.
They acted in the dark, seeking out any sign of the Abyss, fighting a constant war with its abominations.
This pointed steel helm was a distinct symbol of the Legion, shirked as a sinister omen by the masses.
ファランの不死のレギオン、深淵の監視者達の装束。
これらの不死の戦士たちは狼血を 共に食べる/共に飲む ことを誓った。
彼らは暗闇の中を行動し、深淵の何らかの兆候を捜し出し、その忌まわしいもの達との絶え間ない戦争を戦った。
この尖った鋼鉄の兜はレギオンの明瞭な象徴であり、不吉な前兆として大衆に忌避されていた。
深渊的监视者——法兰的不死队的服装。
不死队头盔_黑暗之魂3防具 – VG百科
他们是分享狼血,引以为誓的不死人战士,
在黑暗中探寻深渊的征兆,不断与畸形物战斗。
尖形的铁头盔是不死队的特征,
同时也被认为是不祥的预兆,被人们忌讳。
深淵の監視者――ファランの不死隊の服装。
彼らは是れ狼血を 共に分け合い/共に分かち合い、それを以て誓いと為す不死人の戦士であり、
黒暗の中に在って深淵の兆候を探し尋ね、不断に畸形な物と戦う。
尖形の鉄の頭盔は是れ不死隊の特徴で、
同時に是れ不祥の前触れなりと見なされ、人々に 忌みはばかられた/忌み嫌われた/忌諱(きき)された。
『partake of wolf blood』。うん食ってますねこれ。英単語 partake のニュアンスは「同じ釜の飯を食う」、「相伴に与かる」みたいな感じだもの。
不死隊の人ら全員アルトリソウルを経口摂取していると思う。恐らくは血に溶かしたアルトリウスのソウルを分け合って飲んでるのだろう(死亡時ソウルを見ての通り、血はソウルのよい媒介物)。チスイコウモリかな君ら。
何にせよ不死隊はアルトリウスのソウルを持っている。多分彼らの体内に。だが不死隊はどこでアルトリウスのソウルを手に入れたのだろう。
アルトリソウルを手に入れられた可能性があるのは2人。DS1の主人公とキアランだ。だがDS1の主人公はキアラン以外にアルトリソウルを譲渡はしてない。
よって必然的に不死隊にアルトリウスのソウルを提供した可能性を持つのはキアランだけとなる。
では何故キアランはアルトリウスのソウルを複数の不死達に渡したのだろうか。彼女はアルトリウスを悼んでいた。何ならもう一度会いたいと思っていたろう。なのになぜ不死達にそんな慕わしい人のソウルを食わせたのか。
次の項では管理者なりに考えたキアランのその行動の理由を説明していきたい。
アルトリウスの復活
キアランが不死達にアルトリウスのソウルを食わせた理由は分からない。何せ情報がないので。だからここからは管理人による妄想的考察だ。それをご承知おきの上でこの先を読んで頂きたい。
キアランはやはりアルトリウスにもう一度会いたかったのだと管理人は考えている。そのためにはアルトリウスに復活してもらうほかなかった。
しかしDS1主人公から受け取った状態のアルトリウスのソウルは深淵に喰われ過ぎていて、それをそのまま何かの生き物に定着させても「神族のアルトリウス」には成り得ず、キアランが「神族の英雄アルトリウス」に再会することは不可能だった。
なにせアルトリウスのソウルに関するテキストがこうなのだ。
深淵に飲まれたグウィン王の騎士
アルトリウスのソウル – DARK SOULS ダークソウル攻略Wiki
アルトリウスのソウル
深淵を狩ったというアルトリウスの伝説は
しかし道半ばで終わっていた
あるいは堕ちた彼を討ち、誇りを救った者が
実際の伝説の主、深淵を狩る者となるのだろうか
Soul of Lord Gwyn’s Knight Artorias, who was consumed by the Abyss.
Soul of Artorias | Dark Souls Wiki | Fandom
The Legend that Artorias repelled the Abyss only told half of the story.
It seems that he was defeated, and his honor preserved, by some unsung hero, who is the true victor over the Abyss.
深淵に 使い尽くされた/食い尽くされた、グウィン卿の騎士アルトリウスのソウル。
深淵を退けたというアルトリウスの伝説は物語の半分しか語っていない。
どうやら深淵に対する真の勝者である歌われざる英雄である誰かに彼は敗れ、その名誉は保たれたようだ。
被深渊吞噬的葛温王骑士──
亚尔特留斯的灵魂 _ 黑暗之魂1物品
亚尔特留斯的灵魂。
狩猎深渊的亚尔特留斯传说,却在中途落幕。
或许能讨伐堕落的他,挽救其荣耀的人,
才算是传说中真正的主角──狩猎深渊之人。
深淵に 飲み込まれた/併呑された/呑み噬(く)らわれた グウィン王の騎士――
アルトリウスの霊魂。
深淵を狩猟するアルトリウスの伝説は、なんとしたことか、中途に落幕が在る。
或いは堕落した彼を討伐し、其の栄耀を挽回し救い能うる人こそが、
才人である伝説の中の真正なる主役――深淵を狩猟する人なのかもしれない。
アルトリウスは深淵に敗れ、そのソウルは深淵によって『使い尽くされ』、『呑み噬らわれ』ていた。その証拠にと言うべきか、アルトリウスのソウルは神族のものとは思えない青黒さをしている。色としてはマヌスのソウルに近い。
これではもう「神族のアルトリウス」の核としては機能しないだろう。仮にこれを不死に定着させても、そこに現れるのはプレイヤーが直面したような正気を失い荒れ狂う深淵に染まったアルトリウスでしかあるまい。
しかしそれでも正気のままのアルトリウスにもう一度会いたいとしたらどうするか。キアランが取り組まねばならなかった問題はそれであろう。とにかくDS1主人公から受け取ったままのソウルでは駄目だ。深淵部分が多すぎ、神族部分が少なすぎる。神族成分が決定的なまでに足りない。
そう「足りない」。
足りないなら、足せばよいではないか。
神族の成分が足りないというなら、外部から神族成分を注入してやればよい。
だがその肝心の神族成分とは何ぞやという問題が次に出てくる。神族を神族たらしめる要素とは何か。これはこれで難問であり異論が無数に成立する話題である。その中で管理人がこの記事で採る説は神族成分=情報遺伝子(ミーム)説だ。
まず神族とは情報生命体であるという説がある。生命を持った物語がダークソウル世界の神族であると。ならば、神族成分とは「情報」や「物語」なのではないだろうか。
とすればもはや深淵に属するものとなった「アルトリウス」を「神族アルトリウス」として再成立させるのに必要だったのは
「深淵を討伐したが相打ちしそこで神族のまま死んだ英雄アルトリウス」という物語と
それを信じる人間達(=情報遺伝子の転写・増幅能力を持つ種族複数名)と
その増殖された遺伝子を受信する場(受け取り手、レシーバー:receiver)だったのではないだろうか?
それが不死隊の成り立ちではなかっただろうか……と管理人は夢想している。
そして不死隊はアルトリウスを信仰はしていたが彼が死んだことも知っていたと管理人は考える。なにせ狼血を継いだ不死隊は狼騎士の装束に『自らの最期を見』い出しているので。
当たり前ながら生きているアルトリウスと再会したいキアランがそこを改変しなかったのは、物語の整合性の都合上出来なかったからだろう。アルトリウスが帰ってきたのなら彼のソウルがキアランの手元にあるはずもないので。
さて、これまでこの記事内で組み立ててきた推察(というか妄想)から考えられる、「神族の英雄アルトリウス」を復活させ再会したいキアランが取ったであろう行動は以下の通りだ。
- アルトリウスのソウルを複数の不死達に飲ませ、それによって彼ら全員のソウルを王蟲のごとくリンクさせる。これによりアルトリウスのソウルを共有する人々が神族アルトリウスの細胞となり、彼らのソウルネットワーク総体としてアルトリウスの存在が維持され、アルトリウス伝説の情報遺伝子の主体的受信者が出来上がる。
- アルトリウスの細胞となった不死達にアルトリウスの役目=物語を引き継がせる。これにより「アルトリウスの細胞群=アルトリウス個人が『深淵狩り』をしている」という情報遺伝子が再び生産されるようになり、細胞群が活動する限りその生産は継続する。
- アルトリウスの細胞となった不死達に「深淵と相打ちした英雄アルトリウス」の物語を語り教える。これにより「狼血を飲んだ不死達=アルトリウスを構成するすべての細胞」がアルトリウスを「神族の英雄」として認識するため、アルトリウスは神族の英雄としての状態を再獲得する。
こんな感じでキアランはアルトリウスを神族の英雄として復活させたんじゃないかと管理人は妄想している。アルトリウスの後継のくせに二刀流な不死隊の剣技や、兜に付け髪をする風習にはキアランの不死隊への関与が見える気がするし。
だがこの状態のアルトリウスを、狼血ネットワークに属していないキアランが認識できたかは謎だ。不死隊の隊員達は狼騎士の鎧兜を認識していたようなので彼らにはアルトリウスが見えていたとは思うけども(アルトリウスの細胞たる彼らにとってアルトリウスは「ほぼ自分自身」であるし)。
管理人が狼血について考えているのはこんな感じの、何というか瓢箪から駒を吐き出させるような、嘘でもみんなが信じりゃ真と言うか、非常に認識論的な話である。たとえ森の奥で大樹が倒れたとしても、人間が「まだその木は立っている」と思っていればその木はなお立っていることになるのだ。
キアランはDS3の時代にはもういなかった。彼女がどういう最期を迎えたかは謎であるしアルトリウスと再会できたのかも分からない。それでも不死隊の中にアルトリウスがいたなら、キアランは絶望よりはマシな気分で眠れたろう。
そうであったらよいと、管理人は思う。
おまけ:三位一体してるアルトリウスと不死隊
血(遺伝子)を受け継ぐことが生物における親子を定め、物語や名前を引き継ぐことが神話における親子を定めるなら、ファランの不死隊はアルトリウスの実子と呼べると思う。不死隊はアルトリウスの血も物語も引き継いでいるから。
不死隊の人々にとってアルトリウスは父であり自分である。そして父と自分はソウルで繋がっている。こう考えると彼らの関係は父(アルトリウス)と子(不死隊)と聖霊(狼血)でもあるのかもしれない。
情報元
狼血のソウル – ダークソウル3一次情報wiki
ダークソウル3 (DARK SOULS III) 神攻略wiki – 狼騎士の兜
ダークソウル3 (DARK SOULS III) 神攻略wiki – 不死隊の兜
アルトリウスのソウル – DARK SOULS ダークソウル攻略Wiki
Soul of the Blood of the Wolf | Dark Souls Wiki | Fandom
Wolf Knight Helm | Dark Souls Wiki | Fandom
Undead Legion Helm | Dark Souls Wiki | Fandom
Soul of Artorias | Dark Souls Wiki | Fandom
狼血的灵魂黑暗之魂3道具 – VG百科
狼骑士头盔黑暗之魂3防具 – VG百科
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ミーム – Wikipedia
認識論 – Wikipedia
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風の谷のナウシカ 1/宮崎駿/〔著〕 本・コミック : オンライン書店e-hon
鋼の錬金術師 5/荒川 弘 著 本・コミック : オンライン書店e-hon
鋼の錬金術師 6/荒川 弘 著 本・コミック : オンライン書店e-hon
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アイキャッチ画像:Photo by Grant Whitty on Unsplash