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ゲーム内に”輸入された”人工言語
ダークソウルに登場する地名にはJ. R. R. トールキンが創作したエルフ語が取り入れられているものがある。
メタ的に考えればトールキンガチ勢の社員が入れたオマージュだろうと思うのだが、どうもそれだけではないように感じられる。なにせゲーム内に実在の古書があったりするので。
ならばダークソウルのキャラクターの中に、現実世界の物や情報を取り込める者がいたのでは?と私は疑っている。 となればエルフ語に関する情報も恐らくはオマージュ以上の意味があるのだろうと管理人は推測した。
推測し、いくつかの地名や人名を考察していくうちに、何とはなしに感じたことがある。それは「ダークソウル世界でシンダール語が使いこなされていること」だ。
現実世界にアクセスできるキャラクター
ダークソウル世界の中でシンダール語が使いこなされているというなら、エルフ語を習熟しているキャラクターがダークソウル世界にいるはず……というかいる気がするのだ(エルフ語をマスターするなど、現実世界では一部の束人〔トールキンオタクの俗称〕ぐらいしかやらないのだけど)。
シンダール語をマスターしているというなら、そのキャラクターは現実世界の情報にアクセスできるはずだ。そのキャラクターは指輪物語全巻か、少なくとも最終巻の「追補編」は所持しているだろうと管理人は考えている。
その形状が物質的な本か、あるいは電子書籍みたいなデータ的な本であるかは知らないが。
現実世界にアクセスできるキャラクターが「追補編」だけは持っているに違いないと管理人が判断するのには理由がある。トールキンが作り上げたエルフ語の文法や語彙は、指輪物語の最終巻「追補編」で初めて説明されるからだ。
シンダール語はトールキンの自作言語であるため、トールキンの出版物以外から習得することは不可能だ。現代だといくつか教科書が出版されているが、それだって結局はトールキンの作品群やメモがあるから学ぶことができるわけで。トールキンの言葉はトールキンからしか学べない。
だから、シンダール語をマスターしたであろうダークソウルのキャラクターは少なくとも「追補編」に関する知識があるのだろうと判断した。
ちなみに「追補編」の初版は1955年であり、シンダール語習得キャラクターが近代の情報に触れることができていた可能性も管理人は提示したい。
心行くまでそやつとトールキンについて語りたい
しかしまあ、シンダール語をマスターしたのみならず(ダークソウル世界の)実際の地名の命名に用いるとは、どうもダークソウル世界にシンダール語を持ち込んだキャラクターは重度のトールキンオタクである気がしてならない。
ダークソウル世界に現実世界の情報を持ち込めるほどの重要キャラクターが、実は重度のトールキンオタクであったのでは?という疑いをネットの海に放り投げつつ、今回は筆を置こう。
それでは。
参考サイト
【ダークソウル考察】明日から使える無駄知識!死の瞳、その正体はなんだったのか?Dark Souls
(https://youtu.be/Cnfl9qxOfWc)
指輪物語 – Wikipedia
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E8%BC%AA%E7%89%A9%E8%AA%9E)
Photo by Daniil Kuželev on Unsplash